失恋ソング～2ちゃんねる「失恋板」より紹介～
あなたに対してなら、聖母みたいな気持ちでいられると思ってたのに。
もしあなたがすべて投げ出して私のもとに帰ってくるならそうできる
でももし、あなたが私を裏切って楽しく過ごしているなら、わたしニコニコしていられない。
あなたひどいことをしたから。
わたしの気持ちはもうぼろぼろ。
愛していたのに。どんどん黒い感情になってく。
悲しみの次は怒り、怒りの次は悲しみ、ずーっと繰り返して命だけ減って
もう死ぬまで会わないつもりなのね
あなたは、わたしが会ったなかで最高の男性だった。
最高に素敵だった。
でももうわかってるの、最低の男性だってこと
それが、認めたくなくて、あなたを汚したくなくて、私は待ち続けてんのかしらねえ
馬鹿でしょう、それほどあなたを愛してたのに
わたしもう二度と人を愛さない
一度たりとも、一度も人は私を安心させてくれなかった
いつも用意してる、後で傷つくこと、驚くこと、嘘なんかをね
わたしの気持ちには嘘なんか一度も無いのに
わたしが愛そうとした人、母親父親祖母あなた…
わたしのただの愛を利用して、うまい汁だけ吸って、あとは要らなくなれば棄てるんだ
殺してやる
殺してやるって心のなかで唱えると、気持ちがすうっと落ち着く
善も悪ももうどうでもいいよね
わたしは、善を目指して苦しむより、悪でいてゆっくりと生きられる方が、ずいぶん魅力的に見えるよ
善でいても、いいことないもん
本当にほしいものは、善には無い、善では手に入れられない
小学校の時、学校で見たテレビを覚えてるの。
昔話かなんかで、、年頃の娘の着物もない貧乏な家。
短くて脛が見えてしまう着物をその娘は着てた。
小さい弟が一人、母親の乳を吸っている。
ある日着物を買うだけの金が手に入った。けど、弟を養っていかなきゃならない。
弟の服、おもちゃ、食べ物、これから…。弟は安心して、なんにも知らないで、乳を吸ってるだけ。
そのかわいそうな娘は、わたしの着物はいいから、弟にお金を使ってやって、と言うんだよ。
年頃の娘がだよ。おしゃれができない、なんの楽しみもない、ただ食べて生きて、弟の世話、母親に気い使うだけの毎日。真っ黒な毎日。
絵が暗いんだよ真っ黒で。
おしまいまで話はおぼえてないけど、たぶんこれで話は終わりなんだと思う。
今になってもずっと覚えてる。
なんだかまるで、罪と罰のソーニャみたいで、大好きだよ。
その娘にはきっと、恋もなかったんだよ。もしかしたらきっと、影から覗いていた、なんてことはあるかもしれないけど、
人前に出る、服がない
これがどんなに辛いことか。
報われないね。嫌になるね。
でも、物語のなかで誰よりも、例えば体が汚れていたとしても、一番素晴らしくて愛すべきはこの娘だよ。
誰も、知らないんだろう、その娘が、みっともない服を着てるなあ、とくらいしか思わないんだろう。
